スバル・サンバー・トラック 100,000km & 8回目車検&代車ダイハツ・サンバー・トラック


プロローグ&農道のポルシェ

2007年5月27日に新車で購入したスバル・サンバー・トラックが、このたび8回目の車検を無事に終え、17年目に突入することになりました。また、車検直後に走行距離が100,000kmを突破したので併せてレポートしたいと思います。
スバル・サンバーが発売になったのは1961年(昭和36年)、チーフエンジニアは百瀬晋六で、あのスバル360を開発した人物。発売当初から運転席が前輪の上にあるキャブオーバー型(軽トラックではサンバーが最初)で、リアエンジン・リアドライブ、4輪独立懸架という基本レイアウトは2012年4月からダイハツ・サンバーに変わるまで変わらなかった。このため「農道のポルシェ」などとユーザーからは冗談交じりに、時には敬意を込めて表されることもあった。なお、ブランド名としてはダイハツ・ハイゼットについで2番目に長い63年という長い歴史を持っている。また、星の数ほどある国産車の中では7番目だそうだ。

100,000kmを達成した場所はここ。


車検費用&修理内容

1.法定費用
 自動車重量税           8,200円   変わらず
 自賠責保険料          17,540円   2,190円のDOWN
 印紙代               1,600円   500円のUP
2.車検代行手数料        9,900円   1,100円のUP
3.技術料(含む部品代)
 24ヶ月車検整備         20,020円   1,100円のUP
 ブレーキフルード交換       3,850円   変わらず

     ブレーキフルード代       1,210円

     消耗部品             3,300円  

 下回りスチーム洗浄       4,400円  

     下回り防腐処理加工      5,940円

     スリーラスター代        11,220円

 総合検査料            9,130円   変わらず 
合 計               96,310円円 (消費税含む)  161,188円のDOWN  (前回比)
今回は前回交換したマフラー、フロントブレーキ、板金などが無かったので安く済んだが、次回こそタイミングベルトなど交換(約60,000円)が必要と言われてしまった。

昨年11月頃にサイドウォールに釘を刺してしまったので、自動後退にて国産の一番安いタイヤと交換する。(約8,000円の出費)



パンクの直前には息子が運転中に隣の車に接触、右ライト廻りとバンパーを痛めて、150,000円の痛い出費もあった。



知り合いの板金屋さんで修理をお願いするが、幸いライトはリビルド品が見つかり思ったより安くできた。(スバルの見積もりは200,000円)



右側(写真は左)の交換したライトに比べ、左側の黄ばみが酷かったので、#500→#1000→#2000の水ペーパーを掛け、
3MのHEADLIGHT CLEAR COATでコーティングしたら、まあまあの輝きになった。



2007年に新車で購入したときに装着されてきたノーマルタイヤは、次回の車検用に洗浄した後に保管する。17年前のタイヤなのでゴムが硬化しており、乗り心地は最悪だった。

サンバー・トラックと過ごした16年

2007年5月28日。長野市に出かけた帰りに小川村にて撮影。この頃はホイールキャップだったね。



2007年6月8日。現在は2016年から通行止めが続いている中津川林道を走破する。



2008年3月1日。淡路島を一周するが、そのとき宿泊した淡路ロイヤルホテル前で、ベンツとビートに挟まれた農道のポルシェ。(笑)



2008年10月21日。京都の隣町、長岡京市に赴く。背景は784年から794年まで都が置かれた長岡京跡。軽量化のため荷台側板をはずしている。



2014年2月15日。佐久地方は100年に一度と言われる豪雪に見舞われる。この時はスタッドレスにチェーンを巻いた。

代車・ダイハツ・サンバー・トラックについて

今回お借りしたダイハツ製サンバー・トラック。走行2,500kmとほぼ新車。



一番安いグレードなのにスマートアシスト付き。



さらにはエアコン、パワステ、AMラジオ、アイドリングストップ、オートライト、ABS、などが標準装備。これで968,000円とは利益が出ていないのでは? スバルが軽自動車から撤退した理由はまさにこれだね!

エピローグ

さて、前述のとおりサンバートラックはこれで17年目に突入する。コロナ禍以降めっきりと遠出が少なくなってきたので、年間平均走行距離は2,000kmといったところ。一日中カーポートの下にいる日も多い。でも、年々縮小しているとは言え農業や汚れ物の片付けなどには便利だし、娘の100号サイズの絵の搬送にも重宝しているので、今のところ無くすことは考えられない。
先のことを考えると石油の枯渇により、ガソリンの高騰やスタンドの廃業などが予想され、EV化が進んで行くのだろうが、EUなどが示す2035年は早すぎると思う。もし、2〜3年以内に画期的な蓄電池が登場し、200Vで充電時間は3時間、200km以上走れるEV軽トラックが150万円程度で出現でもしない限り、殆どのユーザーはこのまま乗り続けることになると思われてならない。
多少、天邪鬼ではあるが、1886年にカールベンツが発明した内燃機関を、終末の日まで楽しむのも悪くないと私は考えるのだが、意識高い系の皆様のご意見はいかがでしょうか。

2010年3月3日。精進湖にて。13インチのアルミホイールがなつかしい。


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